Domoru_tt's Blog

吃音(きつおん)や趣味の海外旅行、Kpop、コーヒーを中心に好きなことを書き綴りますぜ。

あなたなら、どうする??吃音症の店員が目の前で侮蔑されていたら

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どうもTT (@domoru_tt)です。

 

皆さんはWWYD(What would you do?)というアメリカの隠しカメラTVショーをご存知ですか?

 

日常生活の中で遭遇し得る人種差別、ヘイトクライム、暴力など様々な社会問題に対して、一般の人々がどんな反応を見せるのか。

 

その様子を隠しカメラで捉えて、人々のリアルな反応を探るガチドキュメンタリー番組です。

 

WWYDについて、詳しくは仲良しブロガー仲間の『たにさん』のブログに書いてあります。

 

ぜひ参考にしてくださ~い!

www.taninote.com

 

 

 

 設定:カフェで吃音症の店員が侮蔑される

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仕掛け人はこちらの3人。

テーブルに座る女性2人

⇒カフェにランチを食べに来たお客さん。ランチの時間が限られていると主張。

 

赤シャツの男性

⇒カフェの店員さん。吃音を持ちながらも仕事を全うする。

彼は実際に吃音症で今回のこの番組のためにウェイター役を買って出てくれました。

 

物語はスムーズに喋ることの出来ない店員MARCに、女性客2人が容赦ない罵声を浴びせるというもの。

 

吃音症の方は気分を害される可能性があるので覚悟してから見てみてください。

 

ちなみに筆者は号泣…。笑

 

『こんなにも親身に周りの方々が配慮してくれるのかぁぁ』と。

 

残念ながらこの動画に日本語字幕はないのですが、見て頂ければ雰囲気だけでも必ず伝わるものがあると思います。

 

全部とはいきませんが、印象に残ったシーンを取り上げて日本語訳を付けてお伝えします。

 

 

背景知識を補足

吃音(きつおん)は英語でStutter(スタター)と言い、学問的に形式ばった言い方だとStammer(スタマー)と表記します。

 

こちらの動画では、皆さんstutter(スタター)を使用しているので参考までに。

 

先ほども紹介しましたが、店員役の彼の名前はMARC(マーク)。彼自身も吃音を持っています。

 

自己紹介の彼の言葉が素敵で、どうしても皆さんに知っていただきたかったので訳しました。

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MARC『僕は4歳の頃からの吃音なんだけど、素敵な吃音コミュニティと一緒だったから今まで成長してこれたんだ。そのコミュニティのことはStamily(スタミリー)って呼んでるよ。』

 

Stamiy(スタミリー)は、stutter(吃音)とfamily(家族)の造語。

 

吃音を持つ方が家族のように接しあえるコミュニティーのことだと思います。

 

以上を踏まえて動画を見ていきましょう!

 

 

シーン①を切り取る

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 仕掛け人の2人の女性客がMARCのことをからかい始めます。

 

すると、見るに堪えなくなった女性3人グループが、

 

『ウェイターさんこっち来て。まず私たちのオーダーを取ってください。』

と一言。

 

結局仕掛け人2人はこの店を出ていくことに。

 

ネタ晴らしの後は、このテーブルに座っていた女性にインタビュー。

 

すると彼女は、

 

『障害を持っている人もたくさんいるけど、彼らも同じ人間だもの。彼らにもちゃんと価値観がある。それを尊重しなくちゃ。心に余裕を持つべきよ。』

 

 

シーン②を切り取る

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先ほどと同様に、MARCの吃音をマネしてからかう仕掛け人の女性客。

 

その様子を間近で見たこちらの女性客。

 

『嘘でしょ?本気で言ってんの?』

 

と怒る気にもなれず呆れきったご様子。

 

結局こちらの女性はカフェのマネージャーに直接訴えます。

 

『あそこの女性客2人組が本当に無礼なの。顔面にパンチしてやたいくらい。』

 

 

シーン③を切り取る

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こちらの男性客は、早急にマネージャーを呼び、仕掛け人の女性客2人に対して

 

「あの女性客2人は見ていて不愉快だよ。彼は頑張っているのに。」

 

ネタ晴らし後のインタビューで、上の彼はついこの前『英国王のスピーチ』という映画を見たと言っていました。

 

英国王のスピーチとは、吃音を持つイギリス王ジョージ6世が言語聴覚士の元で吃音の治療を行うという物語。

 

この映画を見た彼は、吃音を持ちながらもウェイターとして働くMARCに、イギリス王ジョージ6世を重ね合わせたと言います。

 

 

筆者の想い

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まず最初に申し上げておきたいのは、筆者は中学生の頃から吃音で、連発から難発へと移っていったタイプだということ。

 

筆者はこのWWYDに登場したMARCとは吃音の症状が異なりますが、彼のように語頭を繰り返していた時期もあったので、その辛さは十分分かっているつもりです。

 

筆者は過去に海外留学を経験していて、その中でカフェやレストランでアルバイトをしようと思ったことがあるのですが、吃音が怖くて応募すらためらっていました。

 

なので、ウェイター役で出演したMARCさんには同じ吃音当事者として敬意を表します。

 

 

What would you do?

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もし、あなたの目の前で吃音症の店員が侮蔑されていたら、無礼なお客さんに対して、どのような態度を取りますか?

 

ここで筆者はアメリカ人と日本人の国民性の違い(日本人はおとなしくてアメリカ人は主張的だ)を引き合いに出すことはしません。

 

日本にも当然主張的な人もいます。

 

ただ、気になったのはアメリカでは吃音に対する認知度が日本よりも高いのではないか?ということ。

 

それ故にハッキリ物申すお客さんが多かったのかなぁという印象を受けました。

 

日本では吃音の症状(動画内のように語頭を繰り返す)を病気として認識している人はかなり少ない。

 

筆者の経験からすると、吃音当事者でない限り、日本のニュースや新聞、ドラマなどで吃音のことを知る機会は大幅に減る事だろうと思います。

 

なんせ『どもり』が放送禁止用語なのですから。

 

私自身も吃音の症状が現れ始めてから、吃音を一種の言語障害だと明確に認識するまでは6~7年かかりました。

 

対して、アメリカのドラマや映画には、ストーリーとは全く関係のない日常生活に吃音を持つ人物が登場することも少なくありません。

 

例えば、大人気海外ドラマの『glee(グリー)』ホラー映画の『IT(イット)』など。

 

筆者の親しい友人はgleeを見て吃音を知ったと言います。

 

と考えてみると、やはりアメリカに比べて日本ではまだまだ吃音の認知度が低いのかなぁと感じます。

 

それとも、みんな言葉に出さないだけで吃音症のことを知っているのかな?

 

う~~ん。その可能性もなくはない、、、

 

少なくとも筆者は面と向かって『吃音症』という単語を交えて自分以外の誰かと話したことはほとんどありません。

 

本当に片手で数えられるくらいです。

 

自分の経験を普遍化するつもりはもちろんありませんが、吃音症の認知度が低いのは紛れもない事実。

 

自分だけでは知る由もないので、他の方からもご意見ご感想を頂きたいです。

 

動画に対して思ったこともぜひコメントよろしくお願いします!

 

御一読ありがとうございましたTT

 

画像は『Customers ridicule waiter for stuttering | What Would You Do? | WWYD - YouTube』より引用。