日本の良さを再発見するテレビ番組に違和感を感じませんか?

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最近『日本の良さを外国人目線から再確認しよう!』という趣旨のテレビ番組が多いとは思いませんか?

 

某視察団とか、外国人観光客をYOUと呼ぶ番組とか。

 

日本人でも知らない日本の魅力を知ることができるのは有意義ですが、私は少しだけ違和感を覚えます。

 

そんなに日本ってすごいのか!?

 

そう思ってしまったのは、フィリピンからきた友達と某島を観光している時に、日本のあるテレビ番組に取材を受けたことがきっかけです。

 

 

某島で取材を受ける

留学中に友達になったフィリピン人の子2人と日本人の友達1人と某島を旅行しているときのこと。

 

そこで有名なタコせんべいを食べよう!ということになりました。

 

タコせんべいといったらもう分かるような気もしますが…笑

 

そのタコせんべいを購入しようと列に並んでいるときに、日本のテレビクルーの方が取材をしたいと声をかけてきました。

 

どうやら外国人観光客からタコせんべいの感想を聞きたかったらしい。

 

取材をしている間、私は日本人の友達とその取材風景を傍観していました。

 

 

食レポ取材中

なんだか友達が取材を受けているのって面白くないですか?笑

 

気を遣って笑顔で話してるのかな~~

 

とか考えてしまいます。

 

そのフィリピンの友達がインタビューを受けている様子を動画で撮ったりして楽しんでいました。

 

ですが、ここで異変に気付きます。

 

インタビューを受けていたのは2人なのですが、1人は全然笑っていないではないか!!

 

もはやちょいキレ気味。

 

そしてインタビュー中なのにムスっとしてひたすらにせんべい食ってる。。。

 

 

なんで怒っていたのか?

そんなフィリピンの友達が少々お怒りなのは何故なのかな~と思っていた時、インタビュアーの質問が聞こえてきました。

 

『せんべいというお菓子を知っていますか?』

 

『フィリピンにせんべいはありますか?』

 

『フィリピンにもこうしたユニークなお菓子はありますか?』

 

 

など、明らかに日本が優れているというのを前提で質問攻めしていた様に思います。

 

もちろん、番組の趣旨がそういった内容なので、インタビューで外国人観光客の方から日本の良さを引き出したいという意図があった事は納得できます。

 

それでも今回のインタビュー内容は日本の素晴らしさを押し通すものだったのではないか、と私は思いました。

 

ちなみに、フィリピンの彼女は日本が大好きで何回か日本を訪れたことがあるといいますが、今回のインタビューの『日本が文化的に優れている』というスタンスには少々腹が立った模様。

 

このインタビューは10分ほど続きましたが、実際に使われたのは、

 

『たこの味がしっかりするわ!』

 

というセリフで、その間約2秒。

 

短け~~~笑

 

 

インタビュー後

インタビューどうだった?

 

と聞くと、

 

まだ怒り気味。

 

どうやら、取材交渉の際にタコせんべいをおごってもらうはずだったのに結局1枚は自分たちで買う羽目になった事にも不満があったそう。

 

でもそれだけであんなに怒るはずがないと私は思ったので、インタビューで何を聞かれたの?と聞いてみました。

 

すると曖昧に返答され、あまり言いたくはないという雰囲気が伝わってきたので、問い詰めるのは断念。

 

SNSで改めてその友達からインタビューの事を聞いてみると、

 

『日本がすごい!という事を強制的に言わされていた訳ではないけど、結果的に良い事を言うように仕向けられた質問が多かったかなぁ』

 

と言っていました。

 

 

日本が優れているという幻想

今回の件で思ったのは、日本人の方は知らず知らずのうちに『日本は凄い』という思想が頭の中にあるのではないか、ということ。

 

私自身、実際に外国へ行き他の国の人と関わる前は、日本人であることに少なからず優越感を抱いていたと感じます。

 

高校生の時にドイツに1週間ほどホームステイしたことがあるのですが、その時に日本のお土産をこれでもかと持って行ったのを今でも覚えています。

 

日本っぽい物って何だろう、日本の良さが伝わる物ってなんだろう、と両親と相談しながら持って行くお土産を決めました。

 

例えば、箸、筆ペン、扇子、ステッカー、針なしホッチキス、キーホルダー、折り紙、などなど。

 

今思うと、針なしホッチキスなんかは、完全に自己満ですよね笑

 

日本の文化的な独創性ではなく、技術的優位を見せびらかすような。

 

ある種の土産自慢みたいな所があったと反省しています。

 

あの頃の私は、『日本がほかの国よりも優れている』という幻想を抱いていたのではないか。

 

皆さんはどう思いますか?

 

日本が他国より優れていると思い込んでいませんか?

 

 

まとめ

日本の文化を悲観する必要はありませんが、『日本の文化が素晴らしい』という一種の固定観念を鵜呑みにしてしまうのは良くないと思います。

 

つまり何が言いたいのかというと、

 

日本の良さを再発見する番組等を見て、日本の良さを改めて知る事と同時に、その良さを一度疑ってみて頂きたいのです。

 

メディアというフィルターにかかった、美化された日本ばかりがスクリーンに映し出されている、という可能性も考えてみる。

 

それが出来て始めて本当の意味のグローバル化がやってくるのではないでしょうか。

 

というわけで、今回は日本の良さを再発見するテレビ番組について少し考えてみました。

 

この記事が少しでも皆様のお役に立てたのなら嬉しいです。

 

御一読ありがとうございましたTT