郷に入っては郷に従え、Kpop初心者が必ず遭遇する「異文化」について

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2年と少し前ですかね。TWICEさんがきっかけで本格的にKPOPアーティストの曲を聴き始めた私は、少し経ってからあることに気づきます。それは、、、

 

K-POP文化の特異性

 

KPOPアイドルとそのファンダムが取り巻く環境にしか見られない言葉や表現、そして独自の文化に私は圧倒されたのです。未知の環境に身を置くあの感じは、新しい社会共同体に飛び込んでいった時に感じる疎外感の様でもあります。

 

KPOPをほとんど知らなかった当時の私は、それでもKPOPが好きな人たちとお話がしたい訳です。

 

無論皆さんが温かく受け入れてくれるのですが、謎の専門用語や私の全く専門外のグループやアイドルたちが会話に出てくると話が成立しません。というか、発展しない。。。

 

今でも覚えているのが「ナムジャ」「ヨジャ」という言葉。KPOP好きな方なら一度は耳にしたことがある人も多いはず。

 

KPOPの話をすると当たり前のように出てくるこの言葉は、あなたがもし小学生なら、1年生の2学期には必ず習う超頻出漢字と言っていいでしょう。こんな基礎漢字を知らない生徒は間違いなく先生に怒られてしまいます。怖いよぉぉぉ…。

 

そんないわゆるKPOP界隈の’常識’さえ知らなかった私は、ナムジャと聞いた時に

 

「ナム、ナムル???」

 

こうなるわけです。韓国料理ということである意味惜しい気もしますが…w

 

そこで意味を聞くと、ナムジャというのは韓国語で男性を表すんだと教えてくれました。

 

「なんで、いちいち韓国語!??」と思いましたが「これがKPOPの掟の様なものなのか…。」と変に関心したのを覚えています。

 

ちなみにヨジャも女性の意味だよぉ~、とその時に知りました。

 

しかし、この未知の世界は私のKPOP人生において単なる入り口に過ぎなかったのです。

 

まず、好きなアイドルを聞くときに使われる表現がまた独特。「いちいち特有の言い方使ってくるなよぉぉぉ~~!!」当時の私の正直な気持ちです。

 

その少し不思議な表現が「誰ペン?」「誰推し?」というもの。「推し」は何となく伝わりますが、ペンってなんだよ、、筆かよぉぉ、、、もう脳内パニックです。

 

どうやら「ペン」というのはファンを韓国語読みしたものなんだそう。出たよ、、、また韓国語で表現してきたよ、、、しかも当たり前のように、、、

 

KPOP好きな人の中ではこうした独特な表現の全てが常識で、どのくらい常識的かというと、初対面の人に「出身地は?」と聞かれて自分の生まれ故郷をなんの躊躇いもなく答えるくらいフツーなこと。

 

他にもKPOP界隈の知らない言葉はテンコ盛り。韓国語を知っていればすぐに分かるものでも、韓国語を知らない人にとっては大体の意味が分からない。

 

オッパ、ヒョン、ヌナ、マンネ、イルカツ、センイル、サノク、モッパン、ヌッパン、、、挙げたらきりがない位です。

 

’イルカツ’ に至っては韓国語の「イルボン(日本の意)」と日本語の「活動」を組み合わせた造語なので、語源がカオス。誰が使いだしたんだよこんな語呂の良い表現…

 

日活でええやん、、、とぶつぶつ心の中で思うのはもうやめました。潔く従います。郷に入っては郷に従えってやつですね。

 

それに「マスター」という概念が初心者には一番ややこしい。正直このマスタニム文化というものには面食らいました。素晴らしいと思う反面、心底異常だなぁって。でもマスターさんには感謝しかないのがまた笑えてくる…。

 

色々ややこしいけど、マスターさん文化を知らないと気持ちよくオタ活が出来ないので必ずある程度の知識は必要だと思います。

 

私もついマスターさんについて知った気にはなっていますが、実際にマスターさんからスローガンを購入したこともないですし、ましてやアイドルの追っかけの経験なんてものはないので、無知を自覚しながらオタ活をしなければなりません。

 

さて、KPOP用語の次にぶつかるのが事務所の名前。KPOPアイドルが所属する事務所の話だけで会話に花が咲くなんてことも珍しいことではありません。

 

そこで誰もが耳にする事務所が、少女時代や東方神起が在籍するSMエンターテインメントなのではないでしょうか。

 

「SM??なんだかエッチな名前だなぁぁ(キャッ…

 

という卑猥な想いを巡らせたのは私だけではないはず。。。そうでしょ皆さん…?

 

他にも有名なのが、JYP、YG。先ほどのSMと合わせて韓国の大手三大音楽事務所とも呼ばれています。今はBighitも入れて4つになるのかな。

 

とまぁこの4つを知って、そこに所属するアーティストも大体覚えてくると、わたしK-POP知ってるぜ感を醸し出したくなるのですが、残念ながらこの3つ以外にも大量の事務所が存在し、それぞれが鎬を削ってアイドルの育成に力を入れているのです。

 

そして、ある程度KPOP界隈で使用される用語や事務所の名前、そして自分好みのアイドルが分かるようになってくると、今度は’推しのアイドル活動に専念する時’が来ると思います。

 

その時に私が一番に無知を痛感したのが、韓国で放送されるバラエティーや音楽番組について。

 

バラエティー番組の中でも特に有名なのが「知ってる兄さん」や「アイドルルーム」そして割と最近始まったオーディション番組の「プデュシリーズ」。

 

そこで、KPOP初心者が一番驚くであろう部分が、多分あのエギョというやつ。

 

エギョとは「愛嬌」の韓国語で、このフレーズが放たれた後にはアイドルは男女問わず様々なスタイルで自分の可愛さを全力でアピールしなければなりません。

 

例外なくほぼ確実にやらされる。正直見ているこちらも恥ずかしくなるけど、段々とこういうものかぁぁ、と慣れてくるから怖い。

 

エギョの強制力といったら、、、学校のクラスの人気者へ無茶ぶりをした時、周りの「やれ」という同調圧力によりその無茶ぶりが全て正当化されるほど強い強制力だと思います。

 

「オッパァヤ ネガ チンチャ~~♪」

 

この謎の愛嬌ソングが流されるとアイドルたちは必死に愛嬌を披露。うわっ…。また知らない言葉が出てきたよ。でも大丈夫、「オッパ」はすでに予習済や!!

初心者オタクがイキる瞬間であります。

 

最後に音楽番組について話を移しましょう。これがまたえげつなく面倒くさい(面白い)。私が個人的に面倒くさい(面白い)と思ったことを箇条書きにします。

  • 音楽番組での順位付け←ほぼ出来レース
  • 点数の換算方法←理解し難い
  • ○○アワード←マジで多すぎ
  • カムバとかいう概念←K用語集を要チェック
  • 統制された掛け声←うるさいw
  • 1位獲得後の謝辞←大体言う内容が同じ
  • 音源と音盤の違い←結構大事
  • 音楽番組の権威←ミューバンの偉大さね
  • 音楽番組の呼び方←統一してくれ…
  • 投票システム←ファンダムの大きさでしかない
  • お迎え←行ったことない未知の領域
  • ケータリング←ヒェェ~~

最初は分からないことだらけで面食らいますが、言葉や仕組みが分かってくると本当に面白い。先ほどカッコで面白いと付け加えたのはそのためです。分かってくると途端に面白さが増幅する、なんだか学問と似ていますね。

 

今までずら~~~っと書いてきましたが、KPOPに対して「無知」を実感すればするほど、その新たな魅力を感じることが出来てとても楽しいです。それがどんなに醜く欲に塗れたものであったとしても…

 

私がKPOPにハマった2年前、何となく感じていた’閉鎖感’は今や’親近感’に変わっているのでした。

 

これからも、今までのように無知を自覚しながらKPOPと共に歩んでいけたら、そんな風に思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。